2009.9.17 「向島人」更新
向島人mukoujimabito
mukoujimabito2009.SEPTEMBER

今年は秋めくのが早いようですが、昨年の残暑厳しいなかをノースリーブでお祭りの奉納に行ったことを思えば、
秋祭りに相応しい秋の気配は行事の趣きを助長していました。
写真左は陶芸レッスン中にアトリエ前をお祭り一行が渡られたところです。一日中の笛太鼓のお囃子を聴きながらのレッスンは
遠方からの生徒さんにとっては下町を十分に感じていただけた受講だったのではないでしょうか。
いま器林の在る押上・業平付近では秋空に向かって建設中のスカイタワーの存在が日に日に大きくなってきています。
アトリエまでの道のりにそびえているにも関わらず大き過ぎて近過ぎて目に入らない方もいらっしゃる程です。
私は子供の頃から大きな船など人工的な巨大な鉄の塊には恐怖に近い感情を覚えるのですが、この建設中タワーもおっかない感じです。
とはいえ、わたしのコレクションはミニチュアタワー(写真右)。なんだかんだとタワー好きでこれまでの人生に不思議とタワーと
縁があるんです。
タワーの成長は時々ここに記録していきます。現在100メートル、完成の1/6。
mukoujimabito2009.JULY
このところ友人からの指摘でコラムを更新することが常となりつつあって申訳ないところもあるのですが、テーマヒントとなる提案も
いただけたりするので有り難くご意見頂戴しています。今回のテーマもその一つです。「食事」
左から、朝ご飯・晩ご飯・小さな食事会・我ながらお気に入りの土鍋・採れたて野菜、です。
本当に有り難いことに、お天道様に照らされた無農薬野菜に恵まれた生活なので、ちょっと盛りつけるだけで彩りある食事になり
とても助かっていますし、素材そのまま手抜き料理でも招いた友人に喜んでもらえるのは嬉しいことです。
使い勝手や可能性を試すためもあるので器はふんだんに使います。
そして"使い続ける"ことへの愛着とそれへの気配りを表すべく、大きな食事会でも紙皿など使い捨てものは使いません。
これを「エコ」などというとうさん臭く、実際にエコに相反するところもあります。
が、環境に最も大切なのは"維持"と"気配り(take care)"への意識と言いますから、私なりのささやかな意思表示ではあります。
何にしても、楽しんだほうが美味しい!それは皆さんも共感していただけるのでは、、と思っています。
mukoujimabito2009.APRIL

引出物の依頼を請けて制作に時間を割いていたことを理由になかなか手をこちらに回さずにいると、方々から「更新が遅い」と
温かいご指摘をいただいてしまいました。「忙しい」は言い訳にならないことをよく分かっているだけに、気を引き締め直して
新しい季節をスタート。
春です!この春の軽やかさを表現すべく見たまま"美しい"ものを並べてみました。もちろん全て向島周辺の景色。改めてここ向島
に暮らしていることを嬉しく感じながら散歩を日々繰り返しています。
今年のKiLiNのテーマは"美"。恐らくこれは今年といわず、人生に諦めを持たない限り持ち続けるテーマであるはずで、美とは
なんぞやとイメージを抱くと同時に心がスッと解けるような感覚を味わってみたい、そう望むうちはまだまだ美からほど遠いのかっ、
それならば さぁ 今日も笑顔で頑張ろう。 と、思えることが幸せだと満足もしていたり。
これまで梅のほうが力強い動きがあって好きだった私が、今年の桜にそんな想いにさせられて、一斉に咲く桜花の強さに魅力を
感じました。
もうすぐゴールデンウィーク。あっという間に初夏がやってきます。
新しい季節にまた新たな喜びを感じれるように、しっかり休息したいものです。
mukoujimabito2008.OCTOBER


御神輿と工芸品。
9月半ば、辺りにどことなく賑やかさを感じ外をみると、器林アトリエ前に御神輿が奉られていた。
祭りの気を受けてしまうと、なんとなくソワソワしてしまいノルマを課した制作を置き、奉納させていただきに行きがてら
御神輿見学をした。なかなかな彫刻をあしらった立派な御神輿だなぁ、とグルグルぐるぐるしつこく御神輿を巡っていると
管理されいているおじさん方々に出題された。
御神輿はパーツごとに別けて収納されている。祭り時に組み立てるのは我々。細かな飾りもしかり。さて、、、
「裸の社の正面をどうやって見極めるか?」
それなら彫刻でしかないだろう。周囲には十二支が施してあり、勿論それが答えだったのだが、ここで私は新たな知識を得た。
子・丑・虎・・・の「子」が正面ではなく、「午」がくるらしい。ネズミは陰で生きるものであることが理由だと教えてくださった。
ネズミはそれでいいかもしれない、が、それに連帯するウシやイノシシまでもが陰(裏)にくることに少々納得がいかない。
私は丑年だ、、。
伝統を受け継ぐ工芸品には、時に非常な驚きを覚える。
また、疑問というべきか猜疑というべきか、どういう"つもり"かを知りたくなるようなことも多々ある。
子供のころ泣きじゃくるほど恐かった獅子にも、疑いたくなるような要素があり、"ニキビな少年"でもないのに今更このようなことを
敢えて取り上げることに少しばかり恥ずかしさもあるのだが、この際だからここに載せてみた。
ここまであからさまに雄と雌を象徴させると、なぜかそこに神聖さが浮き出てくる。そして、男女があることを知ると
親近感というものも感じる。
獅子に怯えていた幼少の私が、そこに早く気が付いていれば、泣くことまではしなかったかもしれない。
町内おそろいの提灯をぶらさげ、ひとつの御神輿をみんなで担ぐ。
この一体感に、「平和」に繋がるものが在ることをとひしひし感じる。
土着した文化はやはり無駄にあるわけではなく、そこに住む人間の心に必要があって生まれてきたのだと、思わずにはいられない。
この御神輿は、江戸東京博物館にて展示されていたという。やはり立派な代物だった。
mukoujimabito2008.SEPTEMBER
9月の「mukoujimabito」はお休みです。
「tomobito」「kilinbito」ページをお楽しみくださいませ。
mukoujimabito2008.JULY

夜の、向島そして浅草。
隅田川花火大会の打ち上げ会場が、幸運なことに、アトリエ真裏の桜橋。アトリエ屋上からいつも堪能させていただいている。
打ち上げているところも見えるほどの特等席。
そこには花火師方々の存在を感じずにはいられず、感動と興奮とそして、尊敬の意が湧いてくる。
今年一緒に観覧していた友人をチラッとみると、涙を流していた。それを笑っていた私だけれど、本心はとても微笑ましく、
思わずして泣いてしまうその気持ちはよく分かる。
いましがた花開いたばかりの輝く大輪の華が、瞬きするともう消えている、、目をひらいて見る夢。
向島に越してきて気が付いたことの一つに、この辺りはどこの建物も屋上が充実している、ということ。
アトリエ屋上からみたご近所さんの屋上風景を撮ってみた。(ピンぼけしているけれど)あちこちに提灯をぶらさげた宴会場が見える。
やっぱり向島は、クリスマスの照明よりも提灯が似合う。
そして花火のあとの桜橋から見た都心街の光。左は上り側、右は下り側、左右で発しているものが違うように感じるから、
この場所で休息するとき、その時々の気持ちで向きを変えたりして、できるだけ遠くの光を眺めている。
おまけは、浅草の夕暮れ時の空。
あまりにも夕立直前の空が美しく、よく歩くこの道の雰囲気を変えていて、旅先にいるような気持ちにさせてくれた。
お天気がよければ上着のいらなくなった頃から、冬眠から覚めた熊のごとく緑を求め、のすのすと西へ東へ向島散歩。
浅草に向かう途中の隅田川公園や日本庭園式の植物園「向島百花園」へ。そこに向かう途中の民家の軒先は、写真だけでは一見
百花園内かと見紛うかもしれない。
5月初頭、もう紫陽花が咲いているのかと近づいてみるとそれは桜の花びら。自らの季節を飾ることを引退した桜が、次は任せるよと
紫陽花の季節の前座をしている。勝手に感じた健気さではあるが、その美しい友情に感動。
今はもう梅雨、公園内の長い道のりを向島から浅草までこの紫陽花達が案内してくれている。
百花園では「みつばちもぐり(?)」(写真左から7枚目)という花があちこちに咲いていた。
写真はピンク色の花だが、白い花もある。
これを我が家では「ほたるぶくろ」と呼んでいて、この花のなかに蛍を入れると花がポ〜っと光る。とても風雅な花だ。
実家の庭で遊んでいるようでたまらなく嬉しくなった。
「向島百花園」は自然に近い状態で植林されていて、草もぼうぼうと生えた中の小道を散策していると、緑が肌に馴染むのを感じる。
私にとって友人達に何度でも訪れて欲しいところの一つ。
余談だけれど、桜の散る季節に階段脇に積もった桜の花びらを見て気が付いたことがある。花びら以外の塵がないのだ。
決して散った花びらそのものが美しく見える訳ではない、が、「美しい・・」。
向島は言わずと知れた花街。夕刻には芸者さんたちが品やかに歩く姿を目にすることができる。
アトリエの周りを散歩しているとあちこちに、決して出しゃばることのない雰囲気のある料亭の門構えに出くわす。素敵な彫刻をあしらった扉や隠れ宿のように敷地を囲った垣根からちらりと見えるみごとなしだれ桜は"凛”の音をそこに表わすかのようで、散歩人の想像と期待を膨らませる。
その合間合間にある民家の軒先には手入れのある鉢植えが並ぶ。どこかの大学調査によると、この見番通りは都内一だか関東一だかで、最も軒先を鉢植えで飾っている道だとか。器林も勿論、風変わりな鉢で軒先をささやかにか飾っている。
アトリエ裏手の隅田川や公園の桜並木には、広い水面の上空ならではの空色と美しく調和した桜花が見事に咲き誇っていて、のどかというより気を引き締め直すような新鮮な気持ちになる。
この桜並木のあるの墨堤からお隣の台東区を繋ぐ「桜橋」(写真右)は、車の通れない広くて奇麗な歩行者天国の橋。私が制作の合間に息抜きに行くところ。色々な人がその橋の真ん中で足をとめ、空や水や行交う船を眺めて休息している。
次回予告・・・都会の喧噪をのがれ、向島の緑を巡ります
友人 tomobito
tomobito 2009.APRIL

年末に器林で陶芸体験をしに遊びにお越しくださったイラストレーターのきしくりさん(以前kilinbitoコーナーで
ご紹介させていただきました)が、先日目黒碑文谷にて個展を催されました。
体験の作品も出来上がった(写真左)のでそれをお持ちしての訪展。
きしくりさんのフィギア、皆さんどこかで目にされたことがあるのではないでしょうか。雑誌AERAで使われていた著名人の人形など、
実はきしくりさんだったのです。私も驚いてしまいました。
きしくりさんは今井美樹グッズのお仕事もされているので、個展会場にその方面から届いたお花が飾られていました。
その中で写真右は私の滅多に現れないミーハー心をくすぐりカメラを向けてしまったお花、とってもセクシーでした。
今回の展示はピンクピンクでLOVEが溢れていました。
きしくりさんのトークも楽しくて、人の良さはやはり仕事に顕れるのですね。
今展は事後報告となってしまいましたが、次回のExhibitionは前もってお知らせいたします。
と、記載してアップしたところ次展のお知らせいただきました。
『くりてん』 5/9(土)ー31(日) RBR-GALLERY (元麻布)
http://www.rbrart.com/event-j.html
「5月に人形だけの展覧会が決まり、
そちらはア〜トスク〜ルなのでワ〜クショップがあり、、、
なんだか不思議な展開になっています。」(criさんメールより)
とのことです。きしくりさんのフィギアは本当に面白いので
ご覧になられることお勧めいたします!
Heidi Preuss Grew(ハイディー)、 アメリカ陶芸作家さんです。
私のこのKiLiNでの活動とは別の、個人作家活動のほうで何度か展覧会を一緒にしてきた作家仲間です。
彼女はオレゴン在住のWillamette大学の先生で、世界各国飛び回って活動をされています。
今回は2010年の日本での私とのコラボレーション展の視察と称して遊びにお越しになって、短い滞在の間に
この小さくて大きな都市、東京を満喫されていました。
器林アトリエでのパーティーには作品を持って来て下さって、すっかり彼ら(作品)はパーティーに馴染んで
人参片手になにやら語り合っていました。
Heidiとは2002年のマイアミでの展覧会で出会い、初対面にして誰の紹介も無くお互いがどの作品の作者であるかを
分かり合えたことを記憶しています。その後も途切れることなく交流が続き、
いま私たちは2010年の自らで催す展覧会を目指しています。(共に交流いただけるスポンサー募集中です!)
彼女の作品は、人間の英雄的存在感よりも、傷つきやすく哀れな部分を含んだ心理的なものをシンボリックに表現していて、
時に動物とも人とも言えないフィギアを造形しています。
そしてどの作品も温かさを併せ持ち、何度も眺めては新しい表情を発見してしまう作品です。
2010年に是非 Heidi Preuss Grewのキュートな作品に出逢ってみてください。
www.heidipreussgrew.com(コピーペーストでご覧下さい)
tomobito 2008.JUN

版画家のワタナベトモコさん。私はこの女性を少しでも悪く言った人を知りません。何を食べて育ってこられたのか、素晴らしく天然で優しい人間性をお持ちです。その上彼女の作品の灰汁の具合が微笑ましくとりこになってしまいます。
毎年いただく年賀状はちょっとしたお年玉ものです。
春にキリンアトリエにご夫婦で遊びにいらして、ご主人もまた、この女房にこの旦那様ありと言わんばかりの優しいお人柄。KiLiNアトリエにて陶芸の不思議と魅力に感動されていましたが、私の方はアトリエでの食事会中終始お二人を観察せずにはいられませんでした。
彼女の作品は雑誌「旅の手帖」「BE-PAL」やアウトドアブランド「mont-bell」Tシャツなどで起用されています。
写真右でご主人が着ていらっしゃるTシャツがその一つです。
彼女のHPからもリンクされていますので、ご覧になってください。
ワタナベトモコ http://watanabetomoko.com
(申し訳ありません コピーペーストでお願いします)
tomobito 2008.APR

今回のご紹介は、ひだまり工房主宰のHidamari Erikaさん。
彼女とはまだ2年程のお付き合いになりますが、出逢いがあって当然の場所で不思議な出逢い方をしました。出逢うはずもないのに出逢うよりも、もっと縁を感じるような不思議さです。その内容は長くなるのでまたの機会に。
彼女はとても頭の良い方でお勉強は勿論、社会での立ち回りもしっかりされた女性です。ボランティアでは様々な立場の方々に絵と色で心のケアにあたってらっしゃいます。
そんな彼女が昨年、こころのつながりをテーマにした絵本を出版されました。少し疲れた心を癒すようなメッセージ性の大きいイラストですが、とても軽やかで優しく彼女の人と成りそのもののように思えます。また近日2冊目の出版があるとのことで楽しみです。
右のイラストはErikaさんご夫婦でパリに行かれた時に、そこで出逢ったものをイラストにして送って下さった貴重なポストカード。私も久々パリに行きたくなってしまった一枚です。
彼女の本は新風舎から出版されています。インターネットからでも検索できますので是非ご覧になって下さい。
「TOY'S COLOR ひだまりのかけら」 Hidamari Erika
器林人 kilinbito
kilinbito2009.AUGUST

いま器林は「のの展」を開催しています。(詳細は工房ページをご覧下さい
)
その期間、器林のアトリエでは陶芸教室生徒さんの作品を展示させていただいてます。こうやって並べていると、
ひとつひとつから皆さんの笑顔が浮かび上がってきます。
最近、上級の生徒さんがご自分のテーマ(課題)を設けて制作されるようになってきました。とても嬉しいです。
今回取り上げているのは、それぞれひとつの装飾技法に的を絞って制作されている器林人、お一人は呉須絵、もうひと方は
象嵌をされています。それぞれが最も自由に描ける技法を選ばれているだけあって、人目を引く作品に仕上がっていて
ステキです。
kilinbito2009.APRIL

街中ではないからか、器林のレッスンは朝やお昼の方を希望される生徒さんが多い。
私としては、朝の陽ざしが気持ちいい午前中か周辺も静かな夜のレッスンの時間がお勧め。
と思っていたら、このところ夜に来られる方が増えてきた。
皆さん顔見知りになってくると話題も広がり、生徒さん同士の誕生日が一緒だということが判明。
そのきっかけは、自分と同じ誕生日の有名人は誰かというところから、ひとりの方が「私は高木ブー」と名を挙げ
そこへ「私も高木ブー」という別の声があり、ということは?!となった。
この判明の仕方にちょっと胸くすぐられるのはなぜだろう。とても印象深い話題として心に残っている。「高木ブー」さん、すごい。
kilinbito2009.FEBRUARY


2月8日は器林の一周年記念。今回の器林人は、私自身。すみません。。
3日前まで覚えていたのに、それから当日の朝までの2日間この誕生日をすっかり忘れていた。
暦とも私の気持ちともフィットして、昨年のこの日、スタートさせた。
覚えば、初日は生徒さん一人・体験の方一人のスタートで、今は賑やかな話し声のある教室になった。
恋の話からユニクロのHeatTechの話まで。もちろん陶芸の話もなされるのだけれど、、。
この記念日を覚えてくださっていた生徒さん方々から誕生祝いのメールをいただいた。
そこには私へのねぎらいのことばを記してくださっており、嬉しい限りなのだけれど、
それ以上に、この器林の空間へ癒しや愛情を感じてくださっている、という内容に感激している。
特にハイセンスな内装で仕立て上げているわけでもない。
ただいつも善い「気」の流れの在る空間であるように、その気配りは怠らないようにしている。だから、
なんてことのないこの空間でくつろぎを受けていただけるのは本当に嬉しい。
陶芸というツールで私の発信したいスタイルを受けていただいていることは、私の表現のひとつとしてとても重要なことだ。
忘れていた一周年のお祝いは、私が出来るだけ真っ直ぐに生きれるようにケアしてくれている、親愛なるもう一人の
器林人が用意してくれたバースデーケーキにて。ありがとう。
そして、写真右は一周年のアニュアルグッズとして、ペン立てにもインセンにも使えるペーパーウエイトを制作中。
これは器林人の皆さんに、感謝の気持ち。
ジュエリーデザイナーの渡辺由香さん(左)とイラストレーターのKiSHiCRi(きしくり)さん。
向島の美人平均値が一気にあがるんじゃないかと思えるお二方が、遠方からこのちっぽけな向島器林アトリエの
陶芸体験にお越しくださいました。
お二人、、特にKiSHiCRiさんは秋の初対面のときから器林での体験をご希望くださっていて、とてもとても楽しんで陶芸を
されていました。そして私のほうは「しっとり と はしゃぐ」という高度な感情表現を約3時間に渡って観察させていただきました。
今回はKiLiNのオリジナルカップをお気に召されて、それと同じカップをご自分の手で作られました。
いつまでたっても先が見えないんだけど、、、とおっしゃりつつも、完成に至迄には私の方での仕上げ作業があったものの
しっかりご希望の形になりました。
写真の色付き作品が見本でグレーのもの(未焼成)が今回の作品です。
このカップは、作る人の手に一番馴染むように作れるので(不思議に思われるかもしれませんが、そういうものなのです)
同じ様に見えても、持ち具合やフィット感が異なります。
これは私の見解ですが、無理無く自然に作れるようになると器は自分の手に似てくる、そういう作品ほど自分だけでなくヒトをも
ホッとさせるように思います。
KiSHiCRiさんは、そのお名前でサイトをお持ちです。
ジュエリーの渡辺由香さんは、写真にあるように本当に素敵なラインをお持ちのデザイナー兼作家さんで、私も由香さんの
アクセサリーを数点使わせていただいてます。
このお二方の笑顔をまたこのアトリエで見れる日が楽しみです。
kilinbito2008.SEPTEMBER

今回器林人は生徒さんではなく、アトリエに遊びにお越しいただいた方々のこと。
8月・9月と器林アトリエで食事会を立て続けに催すこととなり、このちいさなアトリエから賑やかな談笑の音が立っていた。
どちらの会もお越しの方皆さんが本当に素敵な笑顔で過ごしていらして、せわしなく動く余裕の無い私の目にも、ここにひとつの
平和の形が映り,有意義な気持ちにさせていただいた。
作家仲間や友人・生徒さんも含め、お寿司屋さんの大将、大使館員さん、社長さん、デザイナーさん、
アートディレクターさん、絵本作家さん、、、本当に色々な方々が、隔たり無く楽しんで交流を持たれていて、
頼りない主催者である私は全く安心してこの時間中、皆さんにこの器林アトリエをお譲りすることができた。
「良い店には 好い"がや"がある」とご商売されている方に教えていただいたことがある。そのガヤはお客様が作ってくださるのだと。
このアトリエに遊びにお越しになった器林人の"がや”がとてもとても心地よく響いていて、その言葉を思いだしていた。
そして、器林でのパーティーをきっかけに「陶芸がしたくなった」と言っていただけることがとても嬉しい。
陶芸って、、やっぱり不思議だ。
それにしても、板前さんが目の前で、魚をさばきパフォーマンスで握ってくれたお寿司は、本当に美味しかったぁ。
陶芸教室器林では時間が少し余ると、何か小さなものを作っていいですよ、と言う。皆さん箸置きや判子などを作られる。
器林の生徒さんに、東浅草の「梅の湯」という銭湯の女将さんがいらっしゃる。
余り時間に女将さんは「先生、お地蔵さん作っていいですか」と、
この辺りのお地蔵さんの話を聞かせてくれながら手を動かされていた。写真はまだ素焼き前のものだけど、
福耳で沢山話を聞いてくれそうな優しい表情のお地蔵さん。
女将さんはいつも、何気に人生の良いお話を聞かせてくださる。商いの人生、主婦の人生、女の人生、
そしてご先祖様や家族を守るために引継がれている"事"を大切にする「人の子・人の親」としての人生。
ご本人は勿論そんなつもりでお話されているわけではなく、ただいつも私がそのように女将さんの話を有り難く聞いてしまうのだ。
そんな女将さんが作るお地蔵さん、、ご利益がありそうで、そっと内緒で撫でてみたりする。
「ちとらる」というとてもチャーミングな名前の、器や小物店の店主さんがこの向島器林に陶器を作りにこられている。普段からあちこちに器を見て歩いていらっしゃるだけに、とても雰囲気のあるものを作られる。
このちとらる店主さんのご経験談は非常なものばかりなのに、ひょうひょうとお話をされていて、時間を忘れて話を聞き入ってしまう。世の中を混乱させた"あの"大事件の起こったまさにその現場のど真ん中にいらしたのにニュースでその事件をお知りになったお話などを創作するのと同じゆったりの調子でお話してくださる。
「ちとらる」にお伺いした折嬉しかったのが、この器林教室のチラシを表に貼ってくださっていたこと。いつも思うことだが、器林は本当に生徒さんに恵まれている。kilinbitoの皆様、いつもありがとうございます。
「ちとらる」は向島百花園近くの住宅地に在ります。店主さんのこだわりが伝わる器やアクセサリーなど、素敵な小物がとても落ち着く空間のあちこちに展示されていて、つい長居してしまうお店。
kilinbito2008.APR

今回のキリンビトは、器林の天使。いつも彼女がアトリエを通りかかる時にお花を一輪、窓際や軒先に置いていってくれる・・天使◎
まだ30分しか集中力の持たない天使が、めずらしくこの日は一生懸命。私とどっちがきれいな球体を作るか競争したから。
この日の休憩には桜祭り縁日のベビーカステラが待っている。そして罰ゲームはその飲み物にある。"牛乳"になるか"なまぬるい水”になるか。天使は生温い水をものすごく嫌がった。勿論私も嫌だ!二人で真剣に闘い、また少し絆を深めたような・・。
天使のこの日の作品(真ん中)は、予め作っていた型紙に合わせて土を切り抜き、アップリケのようにプレートに張り付けた大皿。果物に囲まれた象がよだれをたらしている。そして最高のネーミングのお茶碗、「ぐるぐるブタ」。天使だ。
向島器林





























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